アメリカのロードトリップ計画術|失敗しないルート作成のコツ

アメリカ旅行

こんにちは!サンディエゴ在住、旅行ライターのsoranoです。
アメリカ旅行の醍醐味といえば、やっぱりロードトリップ

見渡す限り何もない荒野を走ったり、雪をかぶった山々を眺めながら進んだり。何時間も走った先で、それまでとはまったく違う景色に出会えるのが、アメリカのロードトリップのおもしろさです。
でも、実は「行き当たりばったり」が通用しにくい旅行でもあります。

私は旦那とふたりで何度もアメリカのロードトリップをしていますが、アメリカ在住3年目にしてたくさんの人からロードトリップのコツを聞かれるようになりました。
今回は、何度もアメリカを走ってきた我が家が、ロードトリップの計画を立てるときに実際に確認しているポイントを、ルート作り・宿泊地選び・目的地の下調べ・トラブルへの備えの4つに分けてご紹介します。

まずは無理のないロードトリップのルートを作ろう!

日本のサービスエリアみたいなLoves

日没時間を把握した上でスケジュールを組む

アメリカでは、『まだ明るいから大丈夫』と思っていると要注意!我が家は、これで何度痛い目を見たことか……!(笑)

アメリカの北部は緯度やサマータイムの採用によって、夏は20〜21時頃まで明るい地域もあります。明るいと予定を詰め込みたくなりますが、夜道の運転に慣れていない場合は特に注意が必要です。

国立公園周辺など、街灯がない場所が多く、夜道は想像以上に暗くなります。また、対向車や後続車のハイビームが眩しく、運転しづらいなんてこともよくあります。
野生動物の飛び出しもあり、運転の難易度もぐっと上がります。
そのため、

  • 日の出
  • 日没
  • 観光時間

まで考えてルートを組みます。

ちなみに、国立公園などで星空撮影をするなら新月付近がおすすめ。月没時間まで調べておくと、よりきれいな星空に出会えるかもしれません。

時差やサマータイムに注意

これは日本にはない文化なので、見落としやすいポイントです。

アメリカでは州をまたぐと時間が変わることがあります
特にややこしいのがグランドキャニオンがあるアリゾナ州。この州の大部分ではサマータイムを採用していませんが、先住民の暮らす地域であるナバホ・ネイションでは採用されています。ナバホ・ネイションにはアンテロープキャニオンやモニュメントバレーなどが含まれています。

そのため、ロサンゼルスからグランドサークルを巡るようなロードトリップでは、時期や場所によって『さっきまでと時間が違う!』なんてことも。我が家も時差には何度も翻弄されてきました(笑)

アンテロープキャニオンなど時間指定のツアーを予約している場合は、予約したツアー会社が案内する現地時間を必ず確認しましょう。

ネットのマップを信用しすぎない

マップで表示される所要時間は、交通状況によって変化します。
また、休憩時間や給油時間などは、もちろん考慮されていません。アメリカのロードトリップでは、電波がないところを走ることも多いです。

そのため、オフラインマップをダウンロードしていくか、紙の地図も用意しておくと便利です。オフラインマップだと渋滞情報もキャッチできないので、我が家は表示時間+20〜30%くらいで考えるようにしています。

信用しすぎないでほしい点は、所要時間だけではありません。実際のルートにも注意が必要です。
マップで推奨された最短ルートを進んでみたら、まさかの崖沿いの未舗装道路だったことも……。少し遠回りでも、整備された道路を走った方が結果的に早く、安全に到着できることもあります。

ガソリンスタンドも計画に入れる

ガソリンは「減ったら入れる」ではなく、「どこで入れるか」まである程度調べておくと安心です。
特に、ロードトリップは長時間のドライブなので、ガソリンスタンドが休憩やトイレのタイミングにもなります。

また、ロードトリップ中に何かトラブルがあった時にも、ガソリンが多めにあれば安心です。見渡す限り何もない荒野や大平原の中で救助を待つなんて不測の事態に陥る可能性もゼロではありません!我が家では、特に何もないエリアを走る日は「ガソリンを半分以下にしない」をひとつの目安にしています。

宿泊地は「ホテル」だけでなく周辺環境までチェック

ハイアットプレイス フェニックス

宿泊地選びは「値段」だけで決めない

ホテルは寝るだけだから、安ければ安いほどいい。最初は私もそう思っていました。
ですが、アメリカのロードトリップでは、宿泊地の選び方が旅全体を左右します。

我が家が主にチェックしているのは、

  • 宿泊予定の町の治安
  • スーパーが近いか
  • レストランはあるか
  • ガソリンスタンドがあるか
  • 翌日の目的地までの距離と所要時間

です。
『このホテル安い!』と思って予約して、実際に到着したらアメリカでトップレベルに治安の悪い地域だったなんてこともありました(笑) チェックインしようとフロントへ行くと、刑務所のような柵でフロントが守られていて衝撃……!

また、『国立公園内のいいホテルが取れたけど、夕飯を食べる場所もガソリンスタンドもない・・・』ということも珍しくありません。国立公園周辺は、町によって宿泊費用も利便性もかなり違うので、事前に宿泊地についても調べておくと安心です。

国立公園内のホテルは予約戦争

ヨセミテやイエローストーン、グランドキャニオンなど人気の国立公園では、公園内のホテルやキャンプ場の予約が取りにくいことも珍しくありません。特に人気のキャンプ場では、予約開始後すぐに埋まってしまうことも。
実際、国立公園内のホテルやキャンプ場、入場予約が必要な場合は、予約開始日の開始時間15分前から待機して予約戦争に挑んでいる我が家(笑)

旅行日程が決まったら、

  • 予約開始日時
  • 予約サイト
  • キャンセルポリシー

を早めに確認しましょう。

もちろん料金も高めなので、お財布との相談も大切です。

我が家はホテルブランドから探します

宿泊費がかさみやすいロードトリップでは、ホテルの探し方も工夫しています。我が家はクレジットカードのポイントを利用することが多いので、

  • Hyatt
  • Marriott
  • Hilton

などのホテルブランドから探すこともあります。

ホテルによっては朝食が無料で食べられたり、プールやジャグジーが付いていたりするので、移動続きの旅の途中で、少しゆっくりホテルステイを楽しむこともあります。

長期旅行ならランドリーがあるかどうかも重要なポイントです。途中で洗濯できるだけで荷物がかなり減らせます。

目的地についても事前に調べておく

国立公園は最新情報を必ず確認

国立公園は毎年ルールが変わることがあります。

例えば、入場に予約が必要なのか、予約は時間で区切られているのか、自家用車で立ち入りができるところなのか、など。2026年には、米国居住者と非居住者で年間パスの料金が分けられ、一部の人気国立公園では非居住者向けの追加料金が導入されるなど、入場料金の仕組みが大きく変わりました。

また、冬季は閉鎖しているエリアや道路などもあるので、行く時期に、通行止めや工事中の箇所も合わせて道路状況は確認しておくと安心です。

さらに、人気の国立公園では、駐車場待ちが1時間以上になることもあります。人気のトレイルやスポットに行く予定があれば、駐車場の広さ普段の混み具合はもちろん、より効率的なシャトルバスの有無も調べておくと万全です。

トレイルは難易度まで調べる

『片道2kmだから大丈夫。』そう思っていたら、高低差が大きく思ったよりも時間がかかってスケジュールを押してしまったことがあります。
事前に見るポイントは、

  • 距離
  • 所要時間
  • 標高
  • 高低差
  • 熊や野生動物情報

さらに、子連れなら

  • 遊歩道なのか
  • 岩場なのか
  • ベビーカーは使えるか
  • 柵があるか

まで確認すると安心です。

靴もスニーカーで十分なのか、トレッキングシューズが必要なのか変わってきます。
私の記事では実際に歩いた体験をもとにこの辺りの情報も記載するようにしているので、もし行く予定のトレイルの記事があれば見てみてください。

天気やトラブルも想定して余裕を持った計画を

キャンプなら天気も重要

ホテル泊なら多少の雨でも問題ありませんが、キャンプでは話が変わります。

山間部では突然天気が変わることもあるので、旅行前だけでなく前日にも当日にも天気予報を確認しています。

我が家も、キャンプの予定の日に、天気予報がにわか雨だった時があり、キャンプサイトに着いた途端、大雨と雷が。天気予報で雨が通り過ぎるまでは車に避難し、テントを立てないでおきました。ものの1時間で天気は回復し、すっかり晴れたのでテントを立ててキャンプを楽しみましたが、テントをすでに立ててしまっていたら、快適とは言えない状況になっていたと思います。

あえて「予備日」を作る

ロードトリップでは予定通りに進まないこともあります。

絶景で予定以上に長居したり、熊に出会って動けなくなったり、道路脇で火事が発生し、目の前で道路が封鎖されてUターンさせられたり(全て実際に我が家が経験しました)。

予備日や予定にゆとりのある日があるだけで旅はかなり気持ちに余裕ができます。
ちなみに我が家では、長距離移動の日でも「1日の運転は最長10時間まで」をひとつの上限にしています。

まとめ

どれだけ計画していても、旅では思いもよらないことが起こります。我が家も、熊に足止めされたり、突然の雷雨に車へ逃げ込んだり、真っ暗の山道を運転して24時にホテルに着いたり。今振り返れば、そんな出来事もロードトリップの思い出のひとつです。

だからこそ、準備できるところはしっかり準備して、その先で出会う「予定外」を楽しむ余裕を残しておく。それが、何度もアメリカを走ってきた我が家なりのロードトリップのコツです。

窓の外に広がる景色を楽しみながら、ぜひ自分たちらしいロードトリップを計画してみてください。

※国立公園のルールや料金は変更されることがあるため、旅行前には必ずNPS(National Park Service)の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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