【ホワイトサンズ国立公園】アメリカの真っ白な砂漠は日の出も日の入りも絶景!

ホワイトサンズ アイキャッチ アメリカ

こんにちは!サンディエゴ在住、旅行ライターのsoranoです!

今回はアメリカのニューメキシコ州にあるホワイトサンズ国立公園(White Sands National Park)についてご紹介します。真っ白な砂漠が広がる光景は、まさに絶景!日の出が特に有名なスポットですが、日の入りもめちゃくちゃ綺麗だったので、この記事を参考にして行ってみてくださいね。私は2024年11月下旬に旦那と二人で行ったので、季節も合わせてご覧ください!

ホワイトサンズ国立公園とは

私の住むサンディエゴから車で10時間30分、700マイル(1,126km)以上もあるので、さすがに1日ではアクセスできず!前日にサワロ国立公園を見て、ニューメキシコ州のローズバーグというところに宿泊しました。ホワイトサンズ国立公園へは、次の日の昼過ぎに着くように計画しました。

サワロ国立公園の記事もあるので、詳しく知りたい方はこちらを見てみてください!

ホワイトサンズ国立公園は、2019年12月19日に国立公園に指定された人気観光地。ニューメキシコ州の南部に広がる真っ白な砂漠で、チワワ砂漠と呼ばれるアメリカとメキシコをまたぐように存在する大きな砂漠の一部です。そして、その砂の正体は石膏。

ホワイトサンズ 石膏

建築でも使われますが、ギプスや歯科模型などの医療の現場でも利用されている鉱物です。水に溶けやすく、水と混ざると固まる性質を持っていますが、ホワイトサンズ国立公園周辺には川がなく、さらに年間330日晴れるという環境がこの奇跡の絶景を生み出したんだそうですよ。

ホワイトサンズ看板

ここ最近一番行きたい国立公園だったので、ついつい紹介が長くなってしまいました(笑)まだまだ語りたいところですが、写真もお見せしたい!ということで、世界でも珍しいこの真っ白の砂漠について、感想と共にどうぞ!

ホワイトサンズ国立公園の入場方法

ニューメキシコ州は検問が多く、アリゾナ方面から行くとホワイトサンズ国立公園に着く前にも検問ゲートがありました。私が通った時は、特にチェックはなく、そのまま通り過ぎましたが、パスポートなどの身分証明書はすぐ出せるように準備しておいた方が安心かもしれません。

ホワイトサンズ 検問

実は、ホワイトサンズ国立公園の北部は、ホワイトサンズ・ミサイル実験場になっており、その関係もあって検問が多いそう。ミサイル実験日は観光客の立ち入りが禁止されるので、事前にホワイトサンズ国立公園の公式HPで確認してから訪れましょう。

ホワイトサンズ国立公園の入場ゲートはビジターセンターの先にありました。入場料は車一台で25ドルです。もちろん年間パスポートも使えます。アメリカの国立公園なので、入場方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

まずはビジターセンター!

ホワイトサンズ ビジターセンター

ビジターセンターは、ニューメキシコの先住民の家を再現して作られているらしく、レンガ色でころっとした見た目が可愛い!館内は他の国立公園のビジターセンター同様、ショップや展示がありました。シアターもあり、30分に一回「A Land in Motion」というホワイトサンズ国立公園についての17分間のビデオが流されています。

ホワイトサンズ ビジターセンター内ショップ

ショップには「Sand disk」という砂用のソリも売っていました。レンタルもできるそうですが、はしゃいでしまいそうで、ちょっと恥ずかしいので断念!(笑)

砂漠用ソリ

ビジターセンターにはパンフレットがあり、英語やスペイン語だけでなく、なんと日本語もあったので、ぜひもらっておきましょう!

また、ビジターセンターの前に今日の予定が書かれた看板が立っているので、そこも要チェックです。ゲートが閉まる時間やツアーなどについての情報を入手できます!

ホワイトサンズ国立公園の見どころ

続いて見どころをご紹介します。距離は大体のもので、時間は私たちがかかった時間を記載しています。

Dunes Drive

片道 8マイル(13km):車で 20分

ホワイトサンズ国立公園の中の道路で、ドライブ用のコースです。ホワイトサンズ国立公園内にはこの道しかないので、次にご紹介するトレイルへのアクセスにも利用します。

Dunes Drive

奥に進むと、道路自体は砂で白くなっていますが、しっかり整備されているので普通の自家用車で全く問題なかったです。左右に白い砂が溜まっていて、除雪された雪道にしか見えなかったです(笑)

Dune Life Nature Trail

一周 1マイル(1.6km):徒歩30分

予定よりも時間が押していたので、早歩きで回りました。ゆっくり見てまわりたい場合は45分から1時間ほどかかると思います。

Dune Life Nature Trail 草原

こちらのトレイルは、草原の中の駐車場に止めて、駐車場から続く一本道を2〜3分歩き、目の前の丘を越えると…目の前にホワイトサンズ国立公園らしい光景が!

Dune Life Nature Trail

と感動しつつも、植物がない真っ白な砂漠とは少しイメージが違いました。ただ、立ち枯れた木や灰色がかった植物があちこちに生息している砂漠らしさがあり、そういった雰囲気を楽しみたい方におすすめのトレイルです。

ホワイトサンズ 無彩の木

もし、植物がない真っ白な景色を楽しみたいなら、Dunes Driveを奥へ進み、「Backcountry Camping Loop Trail」や「Alkali Flat Trail」などに挑戦してみるのもいいかもしれません。

Sunset Stroll

金曜日〜日曜日のみ開催 所要時間:1時間

こちらは、レンジャーがホワイトサンズ国立公園について話しながら案内してくれるツアーで、夕暮れの時間に行われます。開始時間は日没の時間によって変わるので、先ほどご紹介したビジターセンターの前にある看板で確認しましょう。

ホワイトサンズ アクティビティスケジュール

集合場所は、Yucca Picnic Areaの手前にあるSunset Stroll Sign Parking areaという駐車場で、ビジターセンターから約8マイル(12.9km)先、車で10分くらいのところでした。Sunset Stroll Meets Hereと書かれた看板があるので目印にしてください。(集合時間ギリギリで写真撮れなくて後悔…)

私たちが訪れた11月下旬では16時スタートでした。なんとこのツアー、無料で参加できるんです!ありがたい〜!

ということで、英語の理解力は乏しいですが、参加してみました。

Sunset Stroll

参加人数は67人!結構大所帯(笑)

レンジャーも頑張って解説してくれました。

「ずっと聞いてなきゃいけないわけじゃないから、好きな時に写真撮っていいよ!でも、たまには話も聞いてね!」という優しいレンジャーさんで、熱心に聞いてる人もいれば、写真に集中している人もいて、みなさん自由でした(笑)

ホワイトサンズのツアー解説
砂の層の下には水の層があると実演して解説してくれました

お話は、5分くらいで一つのトピックを話す→ちょっと移動する、という流れの繰り返しでした。私の時は以下の5つのトピックでした。

  • National park(国立公園)とNational Monument(国定公園)の違い
  • ホワイトサンズがどうやってできたか、地層について
  • ホワイトサンズの水について
  • ホワイトサンズ国立公園に生息する動物について
  • ホワイトサンズとNASAの関係

詳細も書きたいところですが、私の英語の理解力が不安なので、内容を知りたい方はぜひ参加してみてくださいね(笑)

ツアー自体は45分ほどで、陽が落ちる前に終わりました。自由に写真を撮って解散してくださいとのことでした。

ホワイトサンズ 夕陽

夕陽に照らされるホワイトサンズの景色は刻一刻と変わり、この世のものとは思えない絶景が広がっていました。昼の青い空とのコントラストも綺麗だけど、やっぱり世界が美しく染まるマジックアワーのホワイトサンズは息を呑むほど美しかったです。

ホワイトサンズ マジックアワー

これが見たかった。

ひたすらシャッターを押しました。

淡く色づく空と真っ白な砂漠の絶景は、最高の思い出になりました!

ホワイトサンズ国立公園を観光する際の注意点

観光するなら知っておきたい注意点がいくつかあるので、訪れる前に、ここだけはしっかり目を通しておいてくださいね!

サングラスは必須アイテム!

ホワイトサンズ ポートレート

まず、持ち物ですが、サングラスは必ず持っていきましょう!真っ白な砂で反射する太陽が眩しい…のももちろんですが、風が強く、めちゃくちゃ砂が目に入ります…!最初サングラスをかけていなかったら、尋常じゃないくらい目が砂だらけで、もう本当に大変(笑)日焼け対策にもなるので、必ず持っていきましょう。サングラスは強くおすすめします!

靴も靴下も砂だらけ

砂漠なので、仕方ないのですが、ローカットのスニーカーだと歩くたびに砂が入ってきました。くるぶしまでの靴下だったので、靴下の中まで砂だらけでした(笑)私はあまり気にしない性格なので、ま、いっかとなったのですが、気になる方は、スニーカーをハイカットにしたり長い靴下をはいたりするといいかもしれません。

砂の上は歩くのも走るのも大変で、思っているより体力を奪われたり、時間がかかったりするので、注意してくださいね。

水分と体温調整も大事

昼のホワイトサンズ

11月下旬では最高気温が20度ないくらいで快適ですが、6月や7月は35度以上の日も多く、夏は暑いので熱中症対策にたくさん水を持っていきましょう。

一方で、陽が落ちると一気に寒くなります。私がツアーに参加した日も、昼間はノースリーブにカーディガンを羽織るくらいでちょうど良かったのですが、Sunset Strollの時は寒くてマウンテンパーカーを着ました。一日の中でも寒暖差が激しいので、体温調整ができるように上着も持っていきましょう。

余談ですが、夏の終わりには嵐が発生しやすく、雷に注意が必要だとパンフレットに書いてあったので、季節によっては気候変動にも気をつけましょう。

360度広がる真っ白な絶景に感動

ホワイトサンズ国立公園の写真を見て一目惚れし、絶対に行きたい!と思って足を運びましたが、大満足でした。雪景色のような砂漠の景色がどこまでも広がり、地球の神秘を感じました。日の出も人気ですが、日の入りやマジックアワーでも十分すぎるくらい感動。写真もたくさん撮れてめちゃくちゃいい思い出になりました。

ホワイトサンズ 波の形

半日あれば十分楽しめると思うので、ぜひ真っ白な砂漠を満喫してください!

次回、ホワイトサンズ国立公園から一番近い国立公園であるカールズバット洞窟群国立公園を紹介するので乞うご期待!

このブログに載っている写真はiPhone15とCanon EOS 6D MarkⅡで撮影しています。

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