こんにちは!サンディエゴ在住、旅行ライターのsoranoです!
今回はアメリカのサワロ国立公園に行ってみたので、観光の見どころや所要時間、注意点などについて個人的な感想と共にお届けします。私は2024年11月下旬に旦那と二人で行ったので、季節も合わせてぜひ参考にしてみてください!
サワロ国立公園に行ってみた!
メキシコとの国境にあるアメリカのアリゾナ州にあるサワロ国立公園。英語で書くと『Saguaro National Park』スペル難しい…!
サワロなのにwじゃなくてgなんですね。スペル知らなかったから、看板見た時に一瞬「???」ってなりました(笑)
私の住むサンディエゴからは400マイル、つまり640キロ。車で6時間30分。まぁまぁ遠い。途中でお昼を食べたり、ガソリンを入れたり小休憩をはさみながら、到着したのは15時前。

遅くない?と心配してくださった方もいるかも知れませんが、ご安心ください。西日に照らされたサボテンたちを拝みたかったので予定通り!
サワロ国立公園の入場料は車一台で20ドルです。もちろん年間パスポートも使えます。アメリカの国立公園なので、入場方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ここで少しだけ、サワロ国立公園の知識を共有させていただきますので、すでに知ってるよ!という方、もしくは興味ないよ!という方は飛ばしちゃってくださいね!
サワロ国立公園とは?
「サワロ」はこの地に自生するサボテンの種類で、世界最大のサボテンと言われています。高さ数十メートルにもなるサボテンです。天空の城ラピュタで空から降りてくるシータを受け止めるパズーみたいな佇まい(伝われ…!)で、なんだかかわいいですよね(笑)

このトゲだらけのサボテンは一回の雨で一年分の水分を貯めることができるそう!アリゾナ州南部からメキシコに広がるソノラ砂漠という灼熱の砂漠での生きる術に驚かされますね。ソノラ砂漠には、約200種類の動物と約600種類の植物が生息しているらしく、「砂漠のジャングル」なんて呼ばれているんだとか!国立公園に指定されるのにも納得です。

さて、このサワロサボテンは広大なアメリカでもごく一部にしか生息しておらず、その姿を見ることができるのが、ここ「サワロ国立公園」なんです。

ツーソンという都市を挟んで東と西に分かれて存在しているのですが、私が訪れたのは、西のエリア。サワロ国立公園の小さな看板を通ってからの道は、結構ジェットコースターだったので、あまりスピードは出さない方がいいかも…写真を撮っていたあたりの道では油断してました(笑)
ちなみに、西のエリアには、入場ゲートはなかったので、ビジターセンターで入場料を支払いましょう。
また、ビジターセンターで仕入れた情報によると、園内にはタランチュラやサソリ、蛇なども生息しているそうなのでトレイルする時は注意してくださいね。
サワロ国立公園のビジターセンター

西にも東にも一つずつあるようですが、私が行った西の「Red Hills Visitor Center」をご紹介!サワロ国立公園の看板が出てから、ビジターセンターまでは車で10分ほどですが、道中すでにたくさんのサボテンを見ることができます。

ビジターセンターは、アメリカの他の国立公園のビジターセンター同様、館内にレンジャーがいて訪れる人々の案内をしていました。小さなお土産ショップも併設されており、数々のステッカーやマグカップ、キーホルダー、ポストカード、マグネットにピンバッチ、Tシャツなどが揃っています。

そのほか、館内には展示もあり、ソノラ砂漠の生態系について学ぶことができます。ビジターセンターの外には、水を汲む場所があり、飲み水には困りませんが、脱水予防のために飲料水は余分に準備しておきましょう。
サワロ国立公園の見どころ
続いて見どころをご紹介します。距離は大体のもので、時間は私たちがかかった時間を記載しています。
①Red Hills Visitor Center
実は、ビジターセンターからの眺めも最高!サワロについたら、まず見てほしい光景です。

広大な砂漠一面にそびえ立つ巨大なサボテン。目の前に広がるアリゾナらしい光景に大興奮してしまいました。
②Cactus Garden Trail
一周0.2マイル(320メートル):徒歩5分
こちらはRed Hills Visitor Centerの周りをぐるっと回る小さなトレイルです。最初は舗装された道で、途中から砂利道ですが、しっかり整備されているので歩きにくさは感じなかったです。

ところどころにサボテンの説明があったり、大きなサワロや他の種類のサボテンも見ることができたり、サワロ国立公園をサクッと楽しみたい方におすすめのトレイルです。
③Valley View Overlook Trail
片道約0.4マイル(640メートル):徒歩25分
こちらのトレイルが私たちのメイン。トレイルのスタート地点には15台くらい停められる駐車場があります。ゆっくり撮影しながらだったので行きで25分かかり、ピッタリ1時間で駐車場まで帰ってこれました(笑)サクサク歩けば、往復で30分ほどだと思います!

道はずっと砂利道ですが、特に歩きづらさは感じなく、アップダウンもあまりないので、大変ではなかったです。ただ、かなり乾燥しているので、滑りやすかったり、砂埃が立ったりはするので、気になる方はしっかりと対策してくださいね。

このトレイルで夕日を拝みたかったので完璧なスケジュールで行けました!西陽で輝くサボテンや、大きく伸びる影が被写体として抜群のポテンシャルを発揮!このトレイルの最後では、広大なソノラ砂漠一面にそびえ立つサワロサボテンを見ることができました。

この日は空も綺麗で最高の撮影日和。途中で彩雲にも出会えました!ウキウキワクワク撮影を楽しんで、大満足で帰還。道中、フォトウェディングの撮影を行なっている人たちに出会い、ロケーションに納得。

観光客は少なかったのですが、子供やお年寄りともすれ違い、老若男女楽しめるトレイルだなーと実感しました。他のトレイルに行っていないので、ここが一番だとは言えませんが、このトレイルだけでもサワロ国立公園を満喫できたな〜と思いました。
④Scenic Bajada Loop
一周約6マイル(9.7キロメートル):20分
③で紹介したトレイルが入り口から5分ほどのところにある、車で周遊できるコースです。車の中から大きなサワロを眺めることができるコスパのいいコースです!

道は舗装されていない砂利道ですが、自家用車で問題なく進めました。ただ、一方通行の場所があるので気をつけてくださいね。
サワロ国立公園のベストシーズンは?
サワロ国立公園が位置するソノラ砂漠は灼熱の乾燥地帯。真夏は気温40度を超える日もあり、観光できたもんじゃありません!
ベストシーズンは12月〜3月と言われていますが、サワロのサボテンの花が咲く、5月ごろも捨てがたいですね。7月〜9月は暑すぎるのであまりおすすめしませんが、車で回れるコースもあるので、さらっと寄って雰囲気を楽しむならいいかも。
10月〜11月はアフターサマーと呼ばれ、気温が少し落ち着いてくるので、観光できますが、暑さ対策はしっかり、水分もたくさん持っていきましょう。

私は11月下旬に訪れましたが、15時30分の時点で気温は27度。茹だるような暑さではありませんが、車を降りてすぐにこの季節なのに暑いな、と感じました。特に、日差しが痛いので、長袖で正解。アームカバーとかもいいかもしれません。
私はこの日、上着なし、長袖一枚でしたが、View trailではじんわり汗をかくくらいでした。ご参考までに。
サワロ国立公園でアリゾナらしい景色を堪能
正直、絶対に行きたい!というより、せっかくなら行こうか、という感じで立ち寄ったサワロ国立公園でしたが、かなり良かったです。夕日の時間に行ったのも正解だったな、と思いました。本当に夕日に照らされるサボテンたちが圧巻の美しさ。季節的にも苦なく観光でき、トレイルではうさぎにも会えました!

アリゾナらしい、西部劇のような光景を堪能できて大満足。ぜひ、足を運んでみてくださいね。
このブログに載っている写真はiPhone15とCanon 6D MarkⅡで撮影しています。
sorano
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